5カ国目が増えるかも

BRICsには5か国目が増えるかもしれません。というよりも、実質的にはもうすでに増えています。南アフリカ共和国です。すでにBRICsの首脳会議は「BRICS首脳会議」と正式名称を改めていますし、「BRICs」としていたのも最初から南アフリカ(South Africa)の参入も見込んでのことだったのではないでしょうか?
南アフリカでは1994年に人種隔離政策(アパルトヘイト)が撤廃されました。それまで土地を所有することができなかった黒人たちが、住宅を購入できるようになったのです。2010年にはFIFAワールドカップも開催され、その際にインフラ整備も急ピッチで進められたのです。このワールドカップの経済効果は4700億円にもなると言われています。
もともと金やプラチナ、レアメタルなどの産出国ですので、経済の基盤はしっかりしているのが南アフリカですが、まだまだ先進国とは言い難い状況ではあります。今後は貧富の格差、著しく悪い治安などの問題点を解消することが課題となるでしょう。

BRICsって何?

“BRICsについて語る前に、「そもそもBRICsとはなんぞや?」と思う人も多いと思いますので、BRICsの概要について解説します。
BRICs(ブリックス)とは、2000年代に入って以来、著しい経済発展を遂げている4ヶ国の総称です。ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の4ヶ国の頭文字を組み合わせ、BRICs(ブリックス)となっています。ゴールドマン・サックス銀行のエコノミスト「ジム・オニール」氏によって書かれたBuilding Better Global Economic BRICs』という投資家向けレポートに登場したのがBRICsという言葉の始まりで、以来世界中に広がりました。これが2001年11月30日のことです。
2009年の6月16日には、エカテリンブルク(ロシア)においてBRICs初の首脳会議が開催されました。2011年4月13日には北京(中国)でも首脳会議が行われ、このとき南アフリカも初参加を果たしたのです。以来首脳会議は正式名称を「BRICS首脳会議」と改め、BRICsに5か国目の南アフリカを加えた5ヶ国を「BRICS」と呼ぶようになったのです。
ブラジルのフォルタレザで開催された第5回BRICSサミットの初日には(2014年7月15日)、1000億ドルの資本金を持つ新開発銀行の設立、1000億ドルの外貨準備基金のを設立を記しました。”